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情報機器作業における労働衛生管理について

[2023.03.03]

今回は、「情報機器作業における労働衛生管理」についてです。

多くの人がパソコンやタブレットを用いた情報機器作業に携わっています。
ガイドラインに従って、労働衛生管理を進めましょう。

情報機器作業における健康影響は、「筋骨格系症状」「視器症状」の身体的な症状と「ストレス症状」に大きく分けられます。

「筋骨格系症状」:首や肩のこり、腰痛、背部痛、腱鞘炎、頸肩腕症候群などがあり、姿勢の拘束性が強く、持続的筋収縮を強いられること原因で起こります。
「視器症状」:眼疲労、眼精疲労、ドライアイ、一時的な調節機能低下など眼の酷使によるピント調節機能の障害や瞬きの減少による乾燥などが原因として考えられます。
「ストレス症状」:テクノストレス症候群という言葉を耳にしたことはありますか。テクノストレス症候群は『テクノ不安症』と『テクノ依存症』に分けられます。『テクノ不安症』は、中高年に多く見られ、コンピューターへの苦手意識から、パソコンの前に座っただけで不安になり、冷や汗、震えなど、拒否反応を示し、高じるとイライラ、強い絶望感、抑うつ状態に陥ることもあります。『テクノ依存症』は、パソコン、インターネットなどにのめり込み、部屋に閉じこもって対人関係を嫌い、実生活にも支障をきたすものを指します。精神医学的には多くは適応障害の範疇に属しますが、高じると不安障害、気分障害にもなり得ます。近年、ネット依存、ゲーム障害と診断された新規患者数は急増しています。

次回以降、予防対策をご紹介していきます。

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