暑さ指数(WBGT)について②
今回は、「暑さ指数(WBGT)②」についてです。
暑さ指数(WBGT)の測定評価にあたっては、作業現場が“暑い日”に限らず、身体作業強度が“大”である時に加え、
熱を逃がしにくい特殊な作業服を着用する時にも、その要因を加味して熱中症発生リスクを判断する必要があります。
作業服として長袖シャツとズボンといった通常の作業服等ではなく、下記に記載されたような特殊な作業衣類を着用して作業を行う場合は、算出された暑さ指数に、それぞれの衣類の組み合わせに対応した暑さ指数補正値を加える必要があります。
●作業服
織物製作業服で、基準となる組み合わせ着衣である。
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 0
●つなぎ服
表面加工された綿を含む織物製
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 0
●単層のポリオレフィン不織布製つなぎ服
ポリエチレンから特殊な方法で製造される布地
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 2
●単層のSMS不織布製のつなぎ服
SMSはポリプロピレンから不織布を製造する汎用的な手法である。
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 0
●織物の衣服を二重に着用した場合
通常、作業服の上につなぎ服を着た状態
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 3
●つなぎ服の上にながっそでロング丈の不透湿性エプロンを着用した場合
巻付型エプロンの計上は化学薬剤の漏れから身体の前面及び側面を保護するように設計されている
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 4
●フードなしの単層の不透湿つなぎ服
実際の効果は環境湿度に影響され、多くの場合、影響はもっと小さくなる
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 10
●フードつき単層の不透湿つなぎ服
実際の効果は環境湿度に影響され、多くの場合、影響はもっと小さくなる
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 11
●服の上に着たフードなし不透湿性のつなぎ服
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ 12
●フード
着衣組み合わせの種類やフードの素材を問わず、フード付きの着衣を着用する場合。
フードなしの組み合わせ着衣の着衣補正値に加算される
[暑さ指数に加えるべき着衣補正値(℃ー暑さ指数)] ⇒ +1
注1)透湿抵抗が高い衣服では、相対湿度に依存する。着衣補正値は起こりうる最も高い値を示す。
注2)SMS はスパンボンド-メルトブローン-スパンボンドの3層構造からなる不織布である。
注3)ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ならびにその共重合体などの総称である。
参考資料:厚生労働省「暑さ指数(WBGT)について」https://neccyusho.mhlw.go.jp/heat_index/