「ノロウイルスの感染を広げない」について②
今回は、「ノロウイルスの感染を広げない」についてです。
食中毒は夏だけではありません。ウイルスによる食中毒は冬に多発しています。
病因物質が判明している食中毒の中で、ノロウイルスは大規模な食中毒になりやすく、1件あたりの患者数がその他病因物質が12.3人に対し、ノロウイルスは36人です。(※出典:食中毒統計 平成24~28年の平均)
感染を広げないためのおう吐物などの処理方法をご紹介します。
ノロウイルスは、乾燥すると空中に漂い、口に入って感染することがあります。
二次感染を防止するために次のような方法で速やかに処理をしましょう。
また、処理時とその後は、大きく窓を開けるなどして室内に新鮮な空気を入れ換気を行い、
室内にウイルスを滞留させることのないようにしましょう。
●使い捨てのマスクやガウン、手袋などを着用します。
●ペーパータオル等(市販される凝固剤等を使用することも可能)で静かに拭き取り、塩素消毒後、水拭きをします。
●拭き取ったおう吐物や手袋等は、ビニール袋に密閉して廃棄します。その際、できればビニール袋の中で1000ppmの塩素消毒液に浸します。
●しぶきなどを吸い込まないようにします。
●終わったら、ていねいに手を洗います。