女性の健康週間
今回は、「女性の健康週間」についてです。
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。
Q1.生理痛でも受診OK?
A.生理痛でももちろん受診OKです。生理痛がひどくて日常生活に支障がある場合には、体質の問題ではなく、何らかの病気が隠れている可能性も考えられます。「生理痛がひどい日は仕事や学校を休むときがある」 「生理中は痛みだけでなく、吐き気や頭痛などがする」「採血で貧血といわれたことがある」といった場合には、我慢せず婦人科に相談してみましょう。
病気が見つかった場合は、まずその治療が行われます。また、必要に応じて鎮痛薬やホルモン薬、漢方薬の処方や生活習慣についてのアドバイスなどを行ない、痛みを和らげられるように対処します。
Q2.婦人科で検診も受けられる?
A.女性の健康に関するさまざまな検診が受けられます。婦人科では子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)、卵巣がん、乳がん、子宮筋腫・子宮内膜症など、女性特有の病気の早期発見を目的とした検査(検診)も行っています。
厚生労働省は、 20歳以上の女性には2年に1回の子宮頸がん検診、40歳以上の女性には2年に1回の乳がん検診の受診を推奨しています。子宮頚がん検診と乳がん検診に関しては、定期的に検診の案内が送られてくるので、届いたら受診するようにしましょう。案内が届いていない場合には自治体の窓口に問い合わせて下さい。
検診の内容を詳しく知りたい場合は、自治体や医療機関のホームページをご覧ください。
一般的に早期のがんは罹っていても自覚症状がない方がほとんどなので、健康を守るためには、定期的にがん検診を受けることが大切です。自覚症状がある場合は検診ではなく、早めに受診するようにしましょう。
Q3.更年期の悩み相談もしていいの?
A.更年期の悩みも相談・治療できます。閉経(1年間月経がない状態)の平均年齢は、50.5歳です。閉経を挟んだ前後10年の期間を更年期と呼びます。更年期には女性ホルモン分泌の低下による、さまざまな身体的、精神的症状があらわれます。
更年期の症状には次のようなものがあります。
・顔がほてる
・汗をかきやすい
・顔や手足が冷えやすい
・息切れ、動悸がする
・寝付きが悪い、または眠りが浅い
・怒りやすく、すぐイライラする
・くよくよしたり、憂うつになることがある
・頭痛、めまい、吐き気がよくある
・疲れやすい
・肩こり、腰痛、手足の痛みがある
更年期の症状は個人差が大きく、症状をほとんど感じない人から日常生活に支障をきたす人までさまざまです。気になる症状がない場合も、一度セルフチェックをしてみましょう。
引用、出典:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/woman/index.html