アルコールのたしなみ方
今回は、「アルコールのたしなみ方」についてです。
お酒は適量ならば緊張やストレスを和らげたり血行を促進するなどの効果があります。
しかし、過度の飲酒は生活習慣病などを引き起こすばかりか、こころの健康を害するともいわれています。
お酒についての正しい知識を学び、上手に付き合っていきましょう。
がん、高血圧、脳出血、脂質異常症などのリスクは、飲酒量が増えれば増えるほど上昇し、飲酒量が少ないほどよいことがわかっています。
また、死亡(すべての死因を含む)、脳梗塞、虚血性心疾患※1は、女性では飲酒量が22g/日程度以上、男性では44g/日程度以上になるとリスクが高まることがわかっています。
そのため、厚生労働省では生活習慣病のリスクを高める飲酒量(1日あたりの平均純アルコール摂取量)を、女性では20g以上、男性では40g以上としています。
※1 心臓の筋肉に血液が行かなくなる病気で、狭心症、心筋梗塞が含まれます。
◆純アルコール20g(1合)とは
・日本酒 度数:15% 量:180ml
・ビール 度数:5% 量:500ml
・焼酎 度数:25% 量:約110ml
・ワイン 度数:14% 量:約180ml
・ウイスキー 度数:43% 量:60ml
・缶チューハイ 度数:5% 量:約500ml、度数:7% 量:約350ml
生活習慣病のリスクを高めない量を心がけ、週に1日~2日は休肝日をつくりましょう。
次回以降も、アルコールの影響についてご紹介していきます。