ノロウイルス②
今回は、「ノロウイルス」についてです。
夏だけではなく、秋冬もウイルスによる食中毒が多発しています。
夏の暑さで体力が落ち、免疫力が低下しているところに、
気温の寒暖差も加わり体調を崩しやすいことも影響します。
また、冬の寒い季節に旬を迎える牡蠣などの二枚貝の危険性も高まります。
今回は、ノロウイルスの感染を広げないための対応方をご紹介いたします。
『嘔吐物消毒方法』
ノロウイルスは乾燥した場合非常に空中に舞いやすいため
消毒液で濡らして閉じ込め、完全に除去することが重要です。
<嘔吐物処理の9か条>
・処理セット常備
・処理中とその後はしっかり換気
・保護具を着用し、関係者以外近づけない
・消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)は正しい濃度で
・汚物回収は、消毒液をかけて外から内へ
・汚れた靴底は消毒液で拭き取る
・床もしっかり消毒、処理後の水拭きを十分に
・手袋・マスク・エプロンは表面に触れずに外す
・処理後は手洗い・うがい
※参考:【保健所健康危機管理事例】ホテルで発生した大規模食中毒にかかる原
因究明及び再発防止対策について(大阪府)
https://www.niph.go.jp/h-crisis/archives/20834/
絨毯に嘔吐があり、集団感染があった事例です。