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熱中症の予防対策について

[2022.08.03]

今回は、「熱中症の予防対策」についてです。

連日日本全国において「熱中症警戒アラート」は発令されています。

皆様の職場でも熱中症対策に取り組んでおられることと思います。
今回は、小規模な事業所や現場でも比較的容易に取り組め、活用可能は事例の一部をご紹介します。従業員皆様の熱中症のリスク低減に参考になさってください。

【建設業】(総合工事業)
●基本的な取組事例
 ・日陰のある休憩場所の設置。
 ・狭小現場における給水スペースの確保。
 ・熱中症に関する注意事項などの掲示を実施。
●WBGT値の実測
 ・測定値を小休憩時に職長及び作業員が確認できるように、設置場所を工夫している。
 ・WBGT値が高い時の注意喚起方法:水分・塩分の摂取を30分または1時間ごとに促し、職長が摂取記録を管理している。
●作業環境管理
 ・休憩場所には冷水器、製氷機(現場による)を設置して冷たい飲料水の水分補給をいつでも無料でできるように工夫している。

熱中症が起こるのは、炎天下での屋外作業だけに限りません。屋内の作業場や倉庫などでも湿度が高く、通風が悪いと熱中症のリスクが高まります。
測定したWBGT値に応じて予防対策を取りつつ、万一熱中症の初期症状が現れたら速やかに対応しましょう。熱中症にかかりやすい作業者に対しては、作業内容、時間等配慮しましょう。
新型コロナウィルス感染症の予防との両立も求められています。人との距離を取りにくい屋内での作業や休憩時など、マスクの着用その他の感染防止策を講ずべき場面を特定して徹底してください。

※参考:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000633854.pdf 
           https://neccyusho.mhlw.go.jp/case/r3/

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