職場における腰痛予防対策について~その3~
今回は「職場における腰痛予防対策」についてです。
2013(平成25)年6月に「職場における腰痛予防対策指針」が改正されました。立ち作業やオフィスなどでの座り作業での腰痛予防対策も示されています。
座り作業(一例)
・椅子は、座面の高さ、奥行きの寸法、背もたれの寸法・角度、肘掛けの高さなど、作業者の体格に合ったものを使用させる。
・椅子に深く腰を掛けて、背もたれで体幹を支え、履物の足裏全体が床に接する姿勢を基本とすること。また、必要に応じて、滑りにくい足台を使用すること。
・前傾姿勢を避けること。また、適宜、立ち上がって腰を伸ばす等姿勢を変えること。
・不自然な姿勢での作業とならないよう、作業対象物は、肘を伸ばして届く範囲内に配置する。
・床に座って行う作業は、股関節や仙腸関節(脊椎の根元にある関節)などに負担がかかるため、できるだけ避けるようにする。
次回は、転倒予防対策についてご紹介します。