令和7年全国労働衛生週間⑥
今回は、「令和7年全国労働衛生週間」についてです。
令和7年の全国労働衛生週間は、10月1日(水)~10月7日(火)です。
「全国労働衛生週間」は、労働者の健康管理や職場環境の改善など『労働衛生』に関する国民の意識を高め、職場の自主的な活動を促して労働者の健康を確保することを目的として毎年実施しています。
今年のスローガンは、「ワーク・ライフ・バランスに意識を向けて ストレスチェックで健康職場」です。
なお、全国労働衛生週間の実効を上げるため、9月1日から9月30日までが準備期間とされています。
準備期間中に、以下の重点事項をはじめとして、日常の労働衛生活動の【総点検】を行いましょう。
順に重点事項をご紹介していきます。
⑥ 労働者の作業行動に起因する労働災害(転倒・腰痛災害)防止対策
a 高年齢労働者が安全に働き続けることができるよう、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(エイジフレンドリ―ガイドライン)を踏まえ
事業場の実情に応じた施設、設備、装置等の改善及び体力の低下等の高年齢労働者の特性を考慮した、作業内容等の見直し
b 「職場における腰痛予防対策指針」に基づく腰痛の予防対策の推進
(a) リスクアセスメント及びリスク低減対策の実施
(b) 作業標準の策定及び腰痛予防に関する労働衛生教育(雇入れ時教育を含む。)
の実施
(c) 介護・看護作業における身体の負担軽減のための介護技術(ノーリフトケア)や介護機器等の導入の促進
(d) 陸上貨物運送事業における自動化や省力化による人力への負担の軽減