年末年始無災害運動④
今回は、「年末年始無災害運動」についてです。
年末年始無災害運動は、働く人たちが年末年始を無事故で過ごし、明るい新年を迎えることができるよう、事業場等の取り組み促進を図る趣旨で、
昭和 46 年から厚生労働省の後援のもと中央労働災害防止協会が主唱する運動で、本年で 53 回目を迎えます。
職場の安全と健康を確保するためには、経営者、労働者が一丸となって安全衛生活動を推進し、
災害のない職場環境を整えるためにも、一つひとつの作業を丁寧に確認し、次
の作業に備えること、そして体調管理を万全にし、無理をしないことが大切でです。
運動の標語は、「健康と安全で 幸せつなぐ年末年始」です。
年末年始は慌ただしく、生活のリズムも変わりやすい時期です。
安全で健康に一年を締めくくり、新たな年をスタートできるよう安全衛生活動のポイントを紹介します。
【転倒に注意】
慌ただしい年末年始は、転倒などにつながる不安全な行動をしがちです。
また雪や凍結した路面も注意が必要です。しっかりと対策をして、安全確保をしましょう。
●チェックしてみましょう。
・道路や出入り口、階段などに物を放置していないか
・床、道路などの水、油、粉類はその都度取り除いているか
・安全に移動できるように、十分な明るさ(照度)が確保されているか
・台車などは、荷が崩れたりしないよう安全に使用しているか
・階段の滑り止めは外れていないか
・段差のある箇所や滑りやすい場所に注意を促すステッカー(標識)を掲示しているか
・作業靴の底がすり減って滑りやすい状態になっていないか
・転倒などを予防するための教育を行っているか
●オフィスのチェックポイント
・床、カーペットのめくれはないか
・配線、コード類は整理されているか
・デスク最下段の引き出しは収納されているか