インフルエンザ予防について
今回は、「インフルエンザ予防について」です。
インフルエンザは、「インフルエンザウィルス」によって起こる感染症で、例年11月から3月にかけて流行します。
かからない、うつさないために、日頃からしっかりと手を洗い、マスクの着用や咳エキケットなどを心がけましょう。
インフルエンザを予防する有効な方法として以下が挙げられます。
●流行前のワクチン接種
➡インフルンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化予防に有効と報告されています。
●外出後の手洗い等
➡流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指消毒も効果があります。
●適度な湿度の保持
➡空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
●十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
➡体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
●人混みや繁華街への外出を控える
➡インフルエンザが流行してきたら、特にご高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
●室内ではこまめに換気をする
➡季節を問わず、また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。
一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備※や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。