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日本肝炎デー

[2024.07.03]

今回は、「日本肝炎デー」についてです。

7月28日は、「日本肝炎デー」です。

世界保健機関(WHO)は2010 年に、世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染予防の推進を図ることを目的として、
7月28日を「World Hepatitis Day(世界肝炎デー)」と定め、肝炎に関する啓発活動などの実施を提唱しました。
日本でもこれに呼応し、7月28日を「日本肝炎デー」と制定。国や地方公共団体、医療機関や事業主団体などが協力し、
肝炎の病態や知識、予防、治療に係る正しい理解が進むよう普及・啓発を行い、肝炎ウイルス検査の受検を促進しています。

ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染することによって起こる肝臓の病気です。
ウイルスに感染すると、体のだるさ、食欲不振、吐き気、黄疸などの症状が出ることもあります。しかし、症状が出ないことも多く、気づかないうちに肝硬変や肝がんへ進行する危険があります。

感染経路には、垂直感染(母子感染)と水平感染(輸血などの医療行為、性感染等)があります。
肝炎ウイルスのキャリア(ウイルス保持者)は、B型が少なくとも約110万人、C型は約90万人いると推定されています。

肝炎を予防するためには、肝炎ウイルスに感染しないようにしなければなりません。わが国では肝炎の知識が国民に普及していない状況の下で、多くの肝炎ウイルスキャリアが、感染の自覚がないまま日々を過ごしていることが問題視されています。
肝がんの原因の約80%が肝炎ウイルスといわれています。肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、もしもウイルスに感染していても、自覚症状がないまま病気が進行する恐れがあります。
そして、ウイルスに感染しているかどうかは検査を受けないとわかりません。
肝炎ウイルスに感染しても、早期に適切な治療を行うことで、肝硬変や肝がんへの悪化を予防できます。

これまで受けたことのない方は、肝炎ウイルス検査を受けましょう。

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