【Vol.23】高血圧

2020.10.21 今日の衛生委員会

当社では健康診断で高血圧で引っかかる方が多いのですが・・・
高血圧は、ある意味で自然現象です。加齢とともに必ず血圧は上がっていきます。
ちなみに、高血圧は、血圧が一時的に高い状態を言い、
高血圧症は、血圧が慢性的に高い状態を表します。
高血圧症有病率は加齢とともに高くなっています。[図①]

そうなんですね。
また、高血圧症の診断方法が変わってきているんです。
どう変わってるんですか?
これまでは医療機関での血圧で診断していたのですが、家庭血圧を使うようになってきました。
それはどうしてですか?
医療機関での血圧は、緊張から異常に高く出ることがあるためです。
これを白衣高血圧(white coat hypertension)といいます。偽物の高血圧ですね。
どのように対応すれば良いでしょうか?
健康診断での収縮期血圧が150mmHgを超えている方には、1ヶ月ほど血圧記録をつけていただきます。
それを見て、就業区分判定を行います。

健康診断の事後措置ですね。
そうです。家庭血圧の収縮期が常時140mmHgを超えていると、「高血圧症」の可能性があります。
薬を飲むしかないのでしょうか?
最近の降圧薬は切れ味が良いので、血圧コントロールは簡単になっています。
一回飲み始めると一生飲み続けないといけないんですよね?
高血圧症は生活改善でもコントロールできる場合があります。
何をすれば良いのでしょうか?
血圧を上げる生活習慣を、一つひとつ外していけば良いんです。
何に気をつけたら良いんですか?
血圧を上げる因子は、
①喫煙、②歩行不足、③肥満、④塩分の過剰摂取
⑤精神的なストレス、⑥睡眠不足、⑦内分泌疾患 です。
⑥を除外診断したのち、①~④の保健指導でかなりの方が高血圧から脱出できます。
塩分の過剰摂取とはどのくらいからなのでしょうか?
望ましい塩分摂取量は表①の目標値のとおりです。

図②をみるとラーメンやうどんなどの汁はあまり飲みすぎないほうがいいですね。

なるほど、できることからやってみます。
ちなみに、血圧100mmHgの強さは台風の中心気圧の約7分の1ぐらいの強さなんですよ。
図③を見ていただけると血圧の強さを実感していただけるかもしれませんね。

血圧があがるということはそれだけ血管に負荷をかけているということなんですね。
そうですね。
高血圧症による動脈硬化が原因で、突然死を引き起こしやすくなります。
生活習慣を改善して、予防することが大切ですね。