【Vol.7】過労死等防止対策推進法

2019.09.28 労働安全衛生法の解説

先生こんにちは。
今日もよろしくお願いします。
こんにちは。
今日は、話題によく上がる過労自殺のお話をしようと思います。
確かによくニュースで見かけますね。
ではよろしくお願いします。
過労死という言葉が国際語になっているのはご存知ですか?
いいえ。そうなんですか?
過労死をローマ字で書くと『karoshi』となります。
大変不名誉な話です。
本当ですね。
なぜこのように有名になったか、3つの事例を交えながらお話していきます。
わかりました。
頭に浮かぶのはやはり『電通事件』ですね。
つい最近話題になりましたからね。
その事例も取り上げますが、実は産業医界では『電通事件』というと昔のものを指します。
昔にもあったんですか?
はい。1991年に起こったものです。
最終的には1億6800万円もの支払いが会社に命じられました。
◎長時間労働の結果うつ病にかかり自殺したケースの裁判事例(電通事件)

【概要】
新入社員のA(男性・24歳)が、慢性的な長時間労働に従事していたところ、うつ病に罹患し、自殺するに至ったことから、遺族である両親が会社に対して損害賠償を請求した事案。
【結論】
会社が約1億6,800万円を支払うとの内容で和解が成立。
出典:厚生労働省ホームページ( https://kokoro.mhlw.go.jp/case/634/

悲しい事件ですね。
本当にその通りですね。
そして最近起こったのが2件目です。
こちらはまだ判決が出ていません。
労災認定はされたんですよね?
その通りです。
また、安衛法違反で書類送検されました。
罰則が出ればまたご紹介します。
わかりました。
さて、最後です。
2015年に和解が成立した『ワタミ事件』です。
最終的に1億3000万円の支払い、及び再発防止策を講じることで和解しました。
その事件も世間を賑わせましたね。
いずれも若い方が亡くなってしまっています。
このように過労死が起こることを止めるため、新しい法令が施行されました。
今までお聞きしていないものですか?
そうです。
『過労死等防止対策推進法』と言います。
2014年に施行されました。
最近のお話なのにあまり聞き慣れないですね
どちらかと言うと国に対しての法律ですからね。
企業は、その推進に協力するのが義務となっています。
なるほど。
だから法律自体はそれほど聞かないのですね。
はい。国が進めているものに積極的に協力する他、企業内でもどんどん整備を進めてください。
労務状況を良くするに越したことはありません。
わかりました。きっちり進めていきます。
今日もありがとうございました。