【Vol.4】長時間労働

2019.09.28 今日の衛生委員会

先生、こんにちは。
今日は、長時間労働についてお話を伺わせてください。
こんにちは。わかりました。
先日メタボ対策のお話をさせていただきましたが、長時間労働のお話も合わせてご理解いただく方が望ましいので、お話させていただきます。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
長時間労働については、法律的な話と医学的なお話があります。
密接に関わっていますが、今日は健康面でのお話をメインで扱います。
はい。
先日、メタボ対策の際に、『動脈硬化のスピードを遅らせることが重要』とお話させていただきました。
そうでしたね。
長時間労働は、動脈硬化はもちろん、生活習慣病をより深刻化させてしまうのです。
具体的に病気に繋がってしまうのですか?
当たり前と言えば当たり前ですが、長時間労働をしていると生活が荒れやすくなりますからね。
そうですね。
労働で集中している時間は、交感神経が興奮し、血圧が上がり、血管にも負担をかけています。
その2つが重なり、健康面に多大な影響が発生してしまうのです。
確かに『過労死』という言葉をよく耳にする中で、自殺以外は理由がわからなかったんですが、その辺りに関わりがあるんでしょうか?
密接に関わっています。
朝、目を覚まさないので奥さんが起こしに行ったら亡くなっていたというお話などがテレビでも紹介されていましたが、あれは血管・心臓に問題が発生して亡くなっているんです。
これでようやくわかってきました。
ちなみに、ストレスとは関係ないのですか?
ストレスとも関係しています。
しかし、好きで仕事をしていても、長時間労働自体が血管に負担をかけている事実があるので、健康寿命は削られています。
仕事が楽しくて残業しているというのも考え物ですね。
その通りです。
生活習慣病の予防と、長時間労働の抑制は健康的に生きていく上で重要なポイントです。自分は好きで仕事をしていてストレスがかかっていないから大丈夫、というのは、突然死を招くリスクになります。
医学的な根拠を示されると、途端に怖くなりますね。
逆に言えば、だからこそ医学的な視点は必要なのです。
知識がなければ危険なことを気づかずに続けてしまいます。
私も一昔前はご指摘通りの生活でした。
無知は怖いですね。
動脈硬化の危険因子は『高血圧』『糖尿病』『脂質異常症』ですが、『朝はコンビニでタバコと缶コーヒー、昼はラーメン、夜はトンカツ』というような生活をされている方も多いのではないでしょうか。
更に長時間労働も加われば、体の中はどんどんぼろぼろになっていってしまいます。
日常生活は個人の問題もあるかと思いますが、長時間労働は会社で防止できるので、改めて残業対策に注力します。
また、ご相談ください。
ありがとうございます。
【社労士の視点】

残業が減らない根本原因は経営者、管理職が
「長時間労働=頑張っている=高い評価をしがち」なことにあります。
まずは経営者の意識を変えましょう。
(中川式賃金研究所 中川清徳 「【残業】経営者の意識を変えよう」より)