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熱中症①

[2023.05.30]

今回は、「熱中症予防対策」についてです。

厚生労働省では、熱中症予防対策として
4月を「準備期間」、5月~9月を「実施期間」、7月を「重点取り組み期間」としています。
昨年1年間の職場における発生状況を見ると、死亡を含む休業4日以上の死傷者827人、うち30人が亡くなっています。(2023年時点)

厚生労働省HPに「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」が掲載されておりますので、一部をご紹介していきます。

【熱中症が発生しやすい環境の基礎知識】
1.熱中症の原因と発生しやすい職場の条件
 ●蒸し暑い環境
  ・高温多湿で無風の屋外作業
  ・空調設備のない屋内での作業
  ・工作機械等が密集している工場内
  ・炎天下・照り返しのある場所
  ※上記に該当しなくとも、曇り空の日は湿度が高いため熱中症のリスクが高まります。

 ●身体負荷の高い作業
  ・身体全体の筋力を使う作業
  ・長時間にわたる作業
  ・自己判断で休憩が取れない作業
  ・飲料を摂取しづらい作業

 ●体調が良くない
  ・二日酔い
  ・寝不足
  ・下痢(脱水症状)
  ・持病(糖尿病・心臓病等)
  ※月経も体の負担になります。

このように【高湿度、高負荷作業、体調不良】には要注意です。
これらの条件から、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節ができなくなり、身体の機能が損なわれ、熱中症発生につながります。

参考資料:厚生労働省HP(働く人の今すぐ使える熱中症ガイド、P57、令和5年3月ver1.0) https://neccyusho.mhlw.go.jp/

次回は熱中症対策に欠かせないWBGTについてご紹介していきます。

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