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アブセンティズムとプレゼンティズムについて

[2023.02.21]

今回は、「アブセンティズムとプレゼンティズム」についてです。

皆様は「アブセンティズム(absenteeism) 」と「プレゼンティズム(presenteeism)」という言葉をご存じですか。
「アブセンティズム」と「プレゼンティズム」とは、
一般的に産業医が従業員に対して「就業不可」という判断をする際に判断のポイントとなるものです。


(A)アブセンティズム(absenteeism)
病気または体調不良による欠勤、病欠のこと。
「1日8時間、週5日」という出勤ができていない状態で、【勤怠不良】と呼ばれます。
勤怠不良があるかどうかは、主治医または産業医が「就業可か不可」か判断をする上で、有用で、客観的な情報になります。
人事ご担当者様や、ラインケアを行う管理職の方は、勤怠管理をチェックをぜひお願いします。

(B)プレゼンティズム(presenteeism)
出勤しているが、なんらかの病気により生産性が低下している状態で、【疾病就業】と訳されます。
勤怠には問題がないのですが、労働者に期待されている業務が平均と比べて明らかに低下している状態を指します。
ミスが増えたり、指定した業務が適切に完了できなくなることも、体調不良の一つです。
中には、就業時間に昼寝をしたり、業務命令が守られなかったりする場合もあります。
この場合、主治医は職場での勤務状態についての情報を持たないことが多いため、
産業医が「就業不可」という判断をすることが多いです。
仕事ができる状態ではないのではないのでは?と考えた場合、
この(A)(B)のどちらかが、あるいは両方に該当しているかどうかを判断基準にする必要があります。

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