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ストレスチェックと職場環境改善PDCAサイクルについて

[2022.07.15]

今回は、「ストレスチェックと職場環境改善PDCAサイクル」についてです。

ストレスチェック制度を利用した職場環境改善を行うには、PDCAサイクルの各ステップで職場環境改善の取組を視野に入れて検討する必要があります。
PDCAサイクル各ステップでの具体的な実施内容、特に注意しておきたい手順、そのステップでの課題と解決の工夫」等についてご紹介します。
今回はPlan<計画>です。

Plan<計画・実施前準備>
 ●ストレスチェックの実施と、その結果に基づく職場環境改善の目的を確認します。その際、職場環境改善をすすめる部署について体制を整え、具体的な実施方法を決定していきます。
 ①事業者に主体的にかかわってもらいましょう。事業者からの「ストレスチェック結果に基づく職場環境改善を実施する。」という方針表明は、労働者の心を動かします。
 ②集団分析を実施するか決めましょう。実施するならばその活用方針を確認しましょう。集団分析は努力義務ですが、働きやすい職場をつくる、維持していく、あるいはもっと良くするためには、単にストレスチェックの実施で終えるのではなく、集団分析を実施し、その結果を職場環境改善に活用するようにしましょう。
 ③集計をどの単位で行うのか、決めましょう。衛生委員会でストレスチェックの実施の手順について検討する際に、職場環境改善を視野に入れて、集計する単位についても考えましょう。その際、その構成が業務内容をうまく反映しているかどうかも大切なポイントになります。また、人数の少ない部署を扱う場合には、集計の前に当該部署メンバーの同意を得るようにするか等、結果の開示方法についてあらかじめ衛生委員会で審議しておきましょう。
 ④集計結果を開示する対象や方法について、決めましょう。集計結果を開示する対象や方法について決めておきましょう。計画段階で決めておくことが望ましいですが、ストレスチェック実施後に検討して対応することも可能です。

 <課題やハードル>①
 対策の必要性や効果が明確でないと、職場環境改善の活動に対して事業者が難色を示します。
 <工夫>①
 👉・すでに行われている社内の取組(QC活動など)を利用したり、働き方改革や健康経営の視点を交えて説明したりして、事業者の理解を得ました。
  ・企業理念や事業場の活動目標との接点を探し、なじみのある言葉で説明しました。
 <課題やハードル>② 
 実施すべきは、義務付けられたストレスチェックだけであり、集団分析と職場環境改善は努力義務なので、やらなくても良いと考える傾向があります。
 <工夫>②  
 👉・産業保健スタッフと人事労務担当者が一緒に取組み、職場環境改善の取組の有効性を説明しました。
  ・衛生委員会の場を活用して労働者一人一人にかかわる問題であるという意識を共有しました。
 <課題やハードル>③ 
 高ストレス者対策で手一杯で集団対策(集団分析や職場環境改善)まで手が回りません。
 <工夫>③
 👉・PDCAサイクルでできることから少しずつ着手してみました。
  ・まずは、ある部署における良い取組の共有から始めました。
 <課題やハードル>④ 
 中小企業だと社内にスタッフがいません。
 <工夫>④
 👉・はじめからすべてを事業場内で行うことは難しかったので外部の資源に相談してみることにしました。


※参考資料:独立行政法人労働者健康安全機構・厚生労働省 これからはじまる職場環境改善~スタートのための手引~

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