10月10日は「転倒予防の日」です
10月10日は「転倒予防の日」です。
50歳以上を中心に、転倒による骨折等の労働災害が増加し続けています。
事業者は労働者の転倒災害防止のための措置を講じる必要があります。
転倒予防のために、適切な「靴」を選びましょう。
●サイズ
靴と足はフィットしていますか?
足に合った靴は疲労の軽減、事故防止につながります。
●重量バランス
靴の前後の重さのバランスはとれていますか?
靴の重量がつま先部に偏っていると、歩行時につま先部が上がりにくく、つまずきやすくなります。
●靴底の減り具合
靴底がすり減っていませんか?
靴底の減りが大きい靴は、滑りやすくなります。
●屈曲性
親指から小指の付け根を適度に曲げられますか?
靴の屈曲性が悪いと、疲労の蓄積、擦り足になりやすく、つまずきの原因になります。
●つま先部の高さ
つま先から床面まで一定の高さがありますか?
つま先の高さが低いと、ちょっとした段差につまずきやすくなります。
●耐滑性の有無
靴の滑りにくさを確認していますか?
耐滑性を有する靴は、以下の箇所で確認できます。
・安全靴の場合→個装箱のJISマーク表示の近くに「F1」または「F2」の表示があるか確認してください。
・プロスニーカーの場合→靴のべろ裏面の表示に、耐滑性のピクト表示があるかを確認してください。
靴底の素材さまざまありますが、食品加工業や厨房ではPVC靴底が良い、配送業は合成ゴム底が良いなど、業種別に合うものは異なります。
この機会に職場の安全靴について見直してみるのはいかがでしょうか。