電気火災について
今回は、「電気火災」についてです。
電気製品による火災が近年増加しています。
電気火災の主な原因としては、電気や電気製品を使用する際の不適切な維持管理や取扱い上の不注意などがあげられます。
「小さなこげ跡」も火災の1つです。
たとえ、「小さなこげ跡」でも、それは偶然に消えただけで、大きな火災になっていたかもしれません。
<電気火災を防ぐポイント>
●コンセント・プラグ・コード
■差込みプラグを抜く際は、コード部分を持って引っ張らず 、プラグ本体を持つようにしましょう 。
■差込みプラグは、コンセントと緩みがないか点検しましょう。
■コードが、家具などの下敷きになったり、押しつけなどにより傷ついたりしないように注意しましょう。
■コードを束ねたり、ねじれたままの状態で使用したりしないようにしましょう。
■コンロの上方など、コードが加熱されるような場所での使用はやめましょう。
■コードを柱などにステップル止めをするのはやめましょう。
■コンセントやコードには、使用できる電気量に制限があります。表示されている電気量を確認して使用しましょう。
■コードを延長するために、コード同士をねじり合わせて、直接つなげて使用すること(手より接続は危険です。コードに不具合が生じた時は、専門の業者に点検を依頼し、修理してから使用しましょう。
■コードが短絡した際に、瞬時に電源を遮断する機能を備えた配線用遮断器を設置しましょう。
●白熱灯・蛍光灯
■白熱電球に、可燃物を接触させないようにしましょう。中でも、物置きやクローゼット内で使用する白熱電球に、衣類や寝具が接触しないようにしましょう 。
■クリップ式の白熱電球は、傾きや緩みでずれていないか点検しましょう。
■蛍光灯の安定器は、定期的に点検や交換を行いましょう。
■直管LEDランプに交換する際は、蛍光灯照明器具との組合せが適合しているか確認しましょう。
■照明器具に衣類やタオルなどの物をのせたり、覆いかぶせたりしないようにしましょう。
次回も電気火災を防ぐポイントをご紹介します。