花粉症・目や鼻のケアについて
今回は、「花粉症・目や鼻のケア」についてです。
日本気象協会の2023年春の花粉飛散予測によると、飛散開始は、例年並みの2月上旬からスタートする見込みです。
飛散予測は、九州は例年並み、四国と中国、近畿、北陸ではやや多めになるとのことです。
【花粉症における鼻のケア】
・鼻の洗浄:鼻に入り込んだ花粉やホコリなどは、洗い流すのが効果的です。ただし、水道水は塩素などを含んでいて鼻の粘膜を傷つけてしまうので、体液に近い組成の市販の生理食塩水を利用してください。
・鼻の粘膜の保護:繰り返して鼻をかむと鼻が荒れますので、荒れてしまったら白色ワセリンなどを塗ってください。保湿ティッシュペーパーで鼻をかむことも有用です。
・室内の加湿:鼻腔に炎症があると粘膜機能が低下するので、室内を加湿して水分を補ってください。空気が乾燥しているときはマスクが有用です。
【花粉症における目のケア】
・目の洗浄:花粉やホコリなどの異物は、洗い流すのが効果的です。ただし、目は表面が涙で守られており、水道水で目を洗うことで細胞が傷つくことがあり、また涙も洗い流してしまうので、市販の人工涙液を利用してください。
・目の疲労の回避:長時間にわたりTVを見続けることやパソコンで作業を続けることは目に負担をかけてドライアイなどの原因になるだけでなく、めまいや頭痛、睡眠障害などの心身に健康障害があらわれるVDT症候群(visual display terminal syndrome)を招いてしまいます。目から画面(モニター)まで50cmくらい離すようにして、1時間見続けたら15分間程度の休憩を設けてストレッチなどで身体をほぐすようにしましょう。また、目に炎症があるときはそれだけで目に負担をかけるので、コンタクトレンズの使用を控えてメガネをかけ、意識的に目を休めてください。
目に限りませんが、規則的な生活を送って十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけてください。
次回以降も花粉症対策をご紹介していきます。