熱中症予防対策をするタイミングについて
今回も、「熱中症予防対策をするタイミング」についてです。
熱中症の予防に関してチェックするタイミングは以下の3つです。
■前日のチェック
・仕事前日の飲酒は控えめに ⇒ 飲みすぎた翌日は、アルコールの利尿作用で脱水状態になります
・ぐっすり眠る ⇒ 夏は暑苦しくて睡眠時間が短くなりやすいです。
・熱中症警戒アラートの確認 ⇒ 夕方に発表された場合、状況次第で翌日の作業の見直しを検討してください
■仕事前のチェック(管理者→作業者)
・よく眠れたか ⇒ 寝不足ですと体温調節機能が低下。
・食事をしたか ⇒ 食事で水分・塩分・糖質などを摂取。
・体調は良いか ⇒ 持病のある人には「服薬確認」も。
・二日酔いはしていないか ⇒ 二日酔いの場合はすでに脱水状態。
・熱中症警戒アラートの確認 ⇒ 当日の朝アラートが発表された場合、状況次第で作業の段取りを見直し。
熱中症警戒アラートは、前日夕方(17時頃)、または当日早朝(5時頃)に都道府県ごとに発表、テレビ・ラジオ・防災無線・SNSを通じて発信されます。
■仕事中のチェック
・単独作業を避け、声をかけ合う ⇒ 1人作業の場合、周囲の人が声をかけ。
・監督者は現場パトロール ⇒ 作業員に声をかけ、安全確保の努める
・水分・塩分の補給 ⇒ 喉がかわいていなくても、こまめに水分と塩分をとる。
・こまめに休憩 ⇒ 休憩中にできるだけ身体を冷やす
資料:厚生労働省HP「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」 https://neccyusho.mhlw.go.jp/
厚生労働省では、熱中症予防対策として
4月を「準備期間」、5月~9月を「実施期間」、7月を「重点取り組み期間」としています。
昨年1年間の職場における発生状況を見ると、死亡を含む休業4日以上の死傷者827人、うち30人が亡くなっています。(2023年時点)
次回以降も、熱中症対策についてご紹介していきます。