熱中症の事例
今回は、「熱中症の事例」についてです。
「令和7年(2025年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況 速報値」によると、
死傷者数は1,681名で、統計を取り始めた2005年以降、最多となりました。
以下、熱中症の事例と特徴についてお伝えします。
●月別発生状況(2021年~2025年 2025年12月末速報値)➡月別では、全体の7割以上が7月及び8月に発生しています。次いで6月の発生が多くなっています。
(2024年6月 54名、2025年6月 258名)
●時間帯別発生状況(2021年~2025年 2025年12月末速報値)➡0時~9時台:655名、14時台:625名、15時台:663名
気温が下がった17時台や18時台以降に死亡に至るケースが少なからずみられますが、これらには、日中には重篤な症状はみられなかったにもかかわらず、
作業終了後や帰宅後に体調が悪化した事案が含まれています。
●2025年の熱中症による死亡災害の事例➡
・総数15件で、被災者のすべては男性でした。
・発症時・緊急時の報告体制の整備及び周知していたことを確認できなかった事例が2件あった。
・発症時・緊急時の措置手順の作成及び周知していたことを確認できなかった事例が3件あった。
・熱中症予防のための労働衛生教育の実施を確認できなかった事例が8件あった。
・糖尿病、高血圧症など熱中症の発症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有している事が明らかな事例は7件あった。
