時間栄養学
今回は、「時間栄養学」についてです。
時間栄養学とは、従来の「何をどれだけ食べるか」に加えて「いつ食べるか」という考えを取り入れた栄養学のことです。
わたしたちの身体には、一定の時間的なサイクルを持つ体内時計(時計遺伝子)が備わっており、体内の代謝をコントロールしています。
しかし、体内時計はズレが生じやすく、その乱れが眠気や頭痛、倦怠感・食欲不振などの身体的な不調、さらには生活習慣病や肥満・がん・うつ・老化の加速などに影響しているということがわかってきました。
時間栄養学を実践してみましょう。
<朝食>
・起床後、1時間以内に朝食を食べる
≪選び方のポイント≫「糖質」+「低脂肪のタンパク質」、
≪おすすめメニュー≫納豆ごはん、納豆とアボカドのオリーブポン酢丼、卵かけごはん、ミルクフレンチトースト
<昼食>
・朝食から5~6時間後を目安に。
≪選び方のポイント≫午後のエネルギー源となる糖質や脂質、代謝を向上させるたんぱく質をしっかり摂る
≪おすすめメニュー≫肉や魚の主菜、野菜、ご飯が並ぶ定食、高脂肪の食事は昼食で摂取がおすすめ
<夕食>
・できるだけ早め(20時まで)に済ませる。
・遅い時間に食べる場合は、腹八分目を意識する。
≪選び方のポイント≫食物繊維、玄米、押し麦など難消化性でんぷんを多めに。糖質・脂質は控えめに。
≪おすすめメニュー≫麦ごはん、サバの味噌煮、鶏肉とこんにゃくと根菜の味噌煮、ひじきの中華スープ