医療法人 福命会 健康管理支援室

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労働安全衛生法の解説

【Vol.18】遠隔産業医面談

総務部長
先生こんにちは。
今日もお願いします。
産業医
こんにちは。
よろしくお願いします。
総務部長
今日は、地方事業場の長時間労働者の面談について相談させてもらいたいんです。
産業医
確か現在は、地方事業場はすべて50人未満で産業医の選任義務は発生してませんでしたよね?

総務部長
そうなんです。
しかし、時間外労働が月100時間超の従業員が出てしまいまして。
※弊会関連コラム「月100時間超の時間外労働は産業医に報告義務

産業医
なるほど。
その方々の面談をどうしようか?ということですね。
総務部長
はい。
産業医
他の企業様からも同じような相談をいただいています。
総務部長
そうなんですね・・・
産業医
ご提案なのですが、「遠隔(テレビ)面談」で対応しましょうか?
総務部長
そんなことできるんですか?
産業医
一定の条件を満たせば面接指導等は遠隔(テレビ)面談が可能になります。
総務部長
あれ?遠隔面談の条件はかなり厳しいと認識していましたが・・・?
産業医
よくある勘違いとしては、「遠隔面談実施医師の条件」について全て満たしていないと実施できないと思われていることがあります。

■遠隔面談実施要件■
◆遠隔面談対象
 □ 長時間労働者
 □ ストレスチェック制度における対象者

◆遠隔面談実施医師の条件(下記いずれかに該当すること)
 ①対象労働者が所属する事業場の産業医
 ②契約により、過去1年以上の期間にわたって、対象労働者が所属する事業場の日常的な健康管理を担当している
 ③過去1年以内に、対象労働者が所属する事業場を巡視したことがある
 ④過去1年以内に、労外労働者に直接対面による指導等をしたことがある

◆遠隔面談環境(すべての要件を満たすこと)
 □ 面接指導する医師と労働者とが相互に表情、顔色、声、しぐさなどを確認できること
 □ 必要な指導を行うことができる状況で実施すること
 □ 情報セキュリティの確保
 □ 情報通信機器の操作が、容易であること
 □ 映像を伴わない電話による面談指導は対象外
 □ 緊急に対応すべき微候等を把握した場合に対応できる体制が整備されていること。

◆社内決議事項
 □ 衛生委員会等で調査審議を行った上で、事前に労働者に周知していること
※上記内容の詳細については、厚生労働省HP「情報通信機器を用いた面接指導の実施について」をご確認ください。

総務部長
なるほど。
ということは、弊社は先生にお願いできるということですか?
産業医
そうですね。
総務部長
全社の労働安全と健康管理を依頼するために、地方事業場も契約に含めていたことが功を奏しているんですか?
産業医
先見の明と言えるご判断です。笑
総務部長
ありがとうございます。
契約前に、全社に対するご提案をいただけていたからこそです。
産業医
あとは遠隔面談環境ですが、面談対象者が接続操作できて、表情、顔色、声、しぐさが確認できるインフラが整っていれば大丈夫です。
総務部長
いずれも問題ないと思います。
産業医
これで、地方事業場の問題も解決できそうですね。
総務部長
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
産業医
こちらこそ、よろしくお願いします。