医療法人 福命会 健康管理支援室

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労働安全衛生法の解説

【Vol.17】ブラック産業医

総務部長
先生こんにちは。
今日もお願いします。

産業医
こんにちは。
よろしくお願いします。

総務部長
突然ですが、産業医が従業員のクビ切りをビジネスにしている話を耳にしたんですが・・・

産業医
同業者として大変恥ずかしい話ですが、事実そういうことが起きています。
俗に「ブラック産業医」と呼ばれています。

総務部長
なぜそんなことが起きてしまうんでしょうか?

産業医
理由としては、産業医が企業に雇われている立場であることが理由の一つです。

総務部長
なるほど。
企業は都合の悪い産業医を解任し、都合よく意見を述べてくれる産業医を選任できてしまうんですね。

産業医
その通りです。
いずれにせよ産業医が労使の中立的立場で意見を述べられないことは大きな問題です。

総務部長
そうですね。

産業医
結果として中立性を保てず、企業に迎合したクビ切りビジネスに加担したのがブラック産業医ということです。

総務部長
なるほど。
ある意味では、企業がブラック産業医を生み出したんですね。

産業医
そのように捉えることもできます。
ただし、こうした問題に対し厚労省も産業医の権限強化の検討を始めています。
※弊会コラム「産業医勧告権の強化?

総務部長
そうなんですね!

産業医
はい。
厚労省は2019年度にも、産業医が安易に解任されないず中立的立場で意見を述べられるように制度の見直しを検討しています。
※弊会関連コラム「働き方改革に伴う「産業医」への注目度向上

総務部長
企業の勝手で産業医を解任させない制度ですか?

産業医
例えば、企業が産業医との契約を解除する場合、その理由を労働組合側に伝えてからとすることが検討されています。

総務部長
なるほど。
労使の代表がいる場ですし、一方的な意見だけで解任されることはなくなりそうですね。
いずれにせよ、根本的な産業医の活用方法を間違えてはいけませんね。

産業医
おっしゃる通りです。
よい環境で業務していただくためにも引き続き提案させていただきます。

総務部長
よろしくお願いします。

産業医
では、本日はそろそろ失礼します。
ありがとうございました。

総務部長
ありがとうございました。