医療法人 福命会 健康管理支援室

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労働安全衛生法の解説

【Vol.14】法律のプロ~もちは餅屋~

総務部長
本日もよろしくおねがいします。
産業医
よろしくお願いします。
本日は、「法律にはそれぞれ専門家がいる」ことをお話させていただきます。
総務部長
わかりました。
しかし先生にしては珍しくありふれたお話ですね?
産業医
そう思われるかも知れませんが、実は意外と知られていないお話なんです。
総務部長
詳しく聞かせてください。
産業医
はい。先にテーマをお伝えしておくと、「それぞの法律のプロが誰かを知り、困りごとに応じて適切な専門家へ相談できるようになろう」です。
総務部長
なるほど。少しイメージできました。
産業医
では中身に入ります。
まず、「憲法」は誰のための法律かわかりますか?
総務部長
憲法は国民のためじゃないんですか?
産業医
最終的にはどの法律も国民のためにあると言えるのですが、ここでは「政治家のため」が正解となります。
総務部長
どういうことですか?
産業医
政治家の方々が国策を決めるときには、憲法に反しないかを判断軸に使うんです。
そのため、憲法に詳しいのは政治家の方々です。
総務部長
なるほど。それを「プロ」と表現するんですね。
産業医
その通りです。では「刑法」はどうでしょうか?
総務部長
うーん。
「検察官」でしょうか?
産業医
惜しいです!考え方は合っています。
刑法は、裁判官(判事)です。
総務部長
段々わかってきました。
産業医
では「刑事訴訟法」は?
総務部長
これこそ検察官でしょうか?
産業医
正解です!
「民事訴訟法」は弁護士、という様に、精通している人は法律毎に実は違っているんです。
総務部長
確かに、普段あまり深く考えないかもしれません。
産業医
そうだと思います。
会社で考えると、「社労士さん」「弁護士さん」へ色々なことを相談されると思いますが、いかがでしょうか?
総務部長
そうですね。
確かに色々と相談させてもらっています。
産業医
今日の趣旨はそこです!
総務部長
あっ!
産業医
色々なことを相談されやすいので、社労士さんや弁護士さんはたくさん勉強されている訳ですが、企業は知らず知らずの内に専門家の方々の範疇を越えた相談をしていることがあるんです。
総務部長
そういうことですね。
このお話を先生がされるということは、「安衛法は産業医がプロですよ」と教えてくださっているということですか?
産業医
その通りです!と言いたいのですが、実は違います。
安衛法のプロは「労働衛生コンサルタント」です。
総務部長
初めて聞く資格ですね。
産業医
資格取得は難しい割にすごくマイナーな資格なんです(笑)
総務部長
そうなんですね(笑)
先生はその資格をお持ちなんですか?
産業医
私は取得しています。
医師は比較的取得しやすいです。
総務部長
へぇ~、そうなんですね。
産業医
私は産業医を目指すにあたり、安衛法全体を理解するためにこの資格を取得したのですが、混同しないように一度ご説明しようと思ったわけです。
総務部長
なるほど。
ということは、先生に普段色々と教えていただいている内容も、「産業医としての知識」と「労働衛生コンサルタントとしての知識」でそれぞれ引き出しが違うんですね。
産業医
その通りです。
まとめとしては、「法律にはそれぞれプロがいるため、内容に応じて適切な専門家に相談しましょう」です。
総務部長
わかりました。
先生に相談するのは、「従業員の健康管理」と「安衛法について」で正しいですか?
産業医
それで正しいです。
社労士さんへの相談範囲と重なったり混同しやすいので、ご注意ください。
総務部長
わかりました。
先生への相談もそうですが、困りごとがあった時には適切な専門家の方へ相談するようにしますね。
産業医
まずは気にせず何でもご相談ください。
内容が社労士さんの範囲であればその旨をお伝えします。
答えれる内容と答えれない内容がある背景だけご理解ください。
総務部長
はい。
よろしくお願いします。